「ユウヤにとってのユーロだ」
ブレーメンに所属する大迫勇也は、日本代表の絶対的エースとしてアジアカップ2019へ挑む。
大迫の所属クラブブレーメンは、今シーズンブンデスリーガでロケットスタートを切るも、第9節レヴァークーゼン戦を2-6で落として以降8試合で1勝2分け5敗と低迷。
そんな中、今シーズンから加入して3ゴール1アシストを記録している大迫勇也をアジアカップへの派遣で欠くことになる。
ブレーメンは、ウィンターブレイクを活かして南アフリカでキャンプを行う予定だが、チームの主力である大迫はここに参加しない。
しかしながら、ブレーメン指揮官フロリアン・コーフェルトは、この状況を嘆くことなくポジティブに解釈しているようだ。
地元メディア『ヴェーザー・クリーア』でのインタビューでフロリアン・コーフェルトはこのようにコメントしている。
「ユウヤオオサコは日本代表ではチームを背負うレギュラーの1人。彼らは我々にとってユーロと同じ位置づけの大会に臨む。ドイツでも1人の選手がユーロのためにチームから離れることになっても誰も疑問に思わないだろう」
「もちろん、ユウヤオオサコが冬季中断期中我々と一緒に過ごせたら良かったと思う。だが、希望するとおり成功に満ちた大会をプレーし、その後にはまた我々のチームの一員になるのでね」
まさに完璧な対応と言える。
そんな大迫擁する日本代表は、アジアカップ2019で決勝戦まで勝ち上がった場合、2月1日に最終戦を迎えることとなる。
そうした場合、19日のハノーファーとのアウェー戦、26日のフランクフルト戦(ホーム)、2月2日のニュルンベルク戦(アウェー)の3試合を棒に振ることとなる。
指揮官フロリアン・コーフェルトとしては、本来であれば頭を抱えるような状況だが、あらかじめ大迫の離脱は覚悟の上だったようだ。
こうなると、ぜひ日本代表としてアジアカップを制して、勢いに乗った状態でブレーメンに再合流したいところだ。そして、リーグ終盤戦での大活躍に期待したい!