先日、NBAの2019-2020年シーズン各アワードが発表されました。
今季の受賞者は誰なのか?
この記事では、各アワードの受賞者を総評と共にスポーツニュースとしてまとめていきます。
最優秀選手(MVP):ヤニス・アデトクンポ

MVPを獲得したのは、バックスの『ヤニス・アデトクンポ』です。
これでアデトクンポは、昨シーズンに続き2年連続の受賞となりました。
下馬評では、MVPはレブロン・ジェイムスとアデトクンポの一騎打ちといわれていましたが、見事レブロンを下しMVPを受賞しました。
またアデトクンポは、今季平均30.9分のプレータイムでシーズンMVPに輝いたため、14-15シーズンのステフィン・カリー(平均32.7分)の記録を抜き、史上最少の平均出場時間でのMVPとなりました。
新人王(ROY):ジャ:モラント
ROYを獲得したのは、グリズリーズの『ジャ・モラント』です。
モラントは、下馬評の低かったグリズリーズをプレイ・イン・トーナメントまで見事に導き、大本命であったザイオン・ウィリアムソンを抑え、ROYに輝きました。
勿論、ザイオンの怪我による影響もありましたが、それを差し引いてもモラントの活躍は新人離れした素晴らしいものがありました。
最優秀躍進選手賞(MIP):ブランドン:イングラム

MIPを獲得したのは、ペリカンズの『ブランドン・イングラム』です。
今季は、平均23.8得点、6.1リバウンド、4.2アシストを記録し、昨季よりも大幅に成績を上昇させることに成功しました。
ペリカンズは、ザイオン・ウィリアムソンやロンゾ・ボール、ジョシュ・ハートなど、沢山の将来有望な若手を要する期待値の高いチームです。
来期は、イングラムを含む若手選手がどのように躍動していくかが楽しみですね。
最優秀守備選手賞(DPOY):ヤニス・アデトクンポ
DPOYを獲得したのは、バックスの『ヤニス・アデトクンポ』です。
ヤニスは昨年既にシーズンMVPに輝いており、また今季はDPOYを受賞したため、マイケル・ジョーダン、アキーム・オラジュワン、ケビン・ガーネット、デビッド・ロビンソンに次いで、キャリアを通してMVPとDPOYの両方を獲得した5人目の選手となりました。
しかも、ヤニスは今季もMVPを見事に受賞、過去に同じシーズンに二冠を達成したのはマイケル・ジョーダンとアキーム・オラジュワンのみであり、これでレジェンド2名に次ぐ大記録を打ち立てました。
残念ながらチームはプレーオフ敗退となってしまいましたが、ヤニス個人としましては、正に偉業尽くしのシーズンとなりました。
最優秀ヘッドコーチ賞(COY):ニック・ナース

COYを獲得したのは、ラプターズを率いる『ニック・ナース』です。
ラプターズは昨年ファイナルMVPを獲得したカワイ・レナードが退団し、さらに、主力がケガのため軒並み10試合以上を欠場するという苦しい中、ナースヘッドコーチはチームを見事にイースト2位の好成績へ導くことに成功しました。
ちなみに、ナースヘッドコーチはGリーグでも最優秀ヘッドコーチ賞を受賞しており、これでGリーグとNBAでの史上初の2冠コーチとなりました。